ネット世代とも呼ばれる「90後(1990年代生まれ)」、彼らの目に「読書」はどう映るのか。国慶節の連休期間中、SNSの人人網が約千人の「90後」現役大学生を対象に、過去8カ月間に読んだ本に関するアンケート調査を行い、8日に分析結果を公表した。それによると、毎日文章を読むと答えた大学生は9割近くに上ったものの、紙媒体を利用する大学生の割合は低く、本棚の多くは実用書で、読むのはほとんどがソーシャルメディアの文章であることが分かった。銭江晩報が伝えた。
同調査によると、毎日文章を読む、或いは情報をチェックする習慣があると答えた大学生は9割近くに上ったが、その内容は伝統的な紙媒体からではなく、人人網や微信(WeChat)、微博(ミニブログ)といったソーシャルメディアから得られた内容が多いことが分かった。
また、書籍の内容に関する調査では、自身の趣味に関連する書籍を読む人が33%に達し、続いて学術書籍が31%、娯楽書籍が20%、見聞を広げられる書籍が12%、その他が4%となった。娯楽書籍や見聞を広げる書籍よりも学術的内容の書籍を多く読んでいることから、大学生が読書に実利を求める傾向にあることが分かる。
地域別では、北方は北京と天津の大学生が、南方は浙江と江蘇二つの省の大学生が最も読書好きであることが分かった。全国上位6位は北京、浙江、江蘇、天津、上海、山東となった。