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2014年10月8日  
 

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上海の日本人留学生から見た中日関係 両国は切っても切れない関係

人民網日本語版 2014年10月08日14:34

冷え切った中日関係が、春の訪れを待っているとすれば、一般人の生活の中では既に堅い「氷」を突き破ることのできる、積極的な見方が存在し始めているはずである。少なくとも、上海で暮らす日本人留学生の倉岡駿(24)さんと横山宗幸さん(30)はそのような見方を持っている。文匯報が報じた。

報道と本当の中国は違う

倉岡さんは放課後に、懐かしい日本の味を求めて友人とよく喫茶店を訪れている。そんな倉岡さんを、多くの中国人の友人は親しみを込めて「倉先生」と呼んでいる。

中国で絶大な人気を誇るAV女優・蒼井そらが「蒼先生」の愛称で知られ、倉岡さんの愛称も、中国語でそれと同じ発音の「倉先生」。このような中日の民間交流は、倉岡さんが日本にいたころに想像していたようなものでは決してなかった。倉岡さんは「本当の上海」の状況をすぐに感じ取ったという。日本のメディアが報じている中国は、本当の中国ではなかったのだ。「上海で、日本に興味を持つ中国人は、想像していたよりも多かった。日本語が話せる人や日本で流行している文化を知っている人、日本の商品が好きな人も多い。そのような人が日本が好きかは分からないが、両国の国民の生活を結び付けるものは、確かに存在している」と倉岡さん。

倉岡さんより6歳年上の横山宗幸さんも、中日を結び付けるものを感じている。「中国」と聞いて連想する言葉として、横山さんは、「歴史感」と「多民族」を真っ先に挙げた。前者は、長い歴史を誇る文明を示し、後者は多元化された文化を表す。「中国の日本に対する影響を軽視することはできない。例えば、食文化。日本の中華料理は、日本人に合わせて改良されているが、街の至る所で見ることができ、日本の食生活に根付いている」と横山さん。「上海に来てから、想像よりも開放的な雰囲気が漂う中国を目にし、民営経済のたくましい発展が印象的だった」という。


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