国家質量監督検験検疫総局(質検総局)が11日に明らかにしたところによると、日本の三菱自動車系の三菱汽車銷售(中国)有限公司は2014年9月19日から、2007年~09年に輸入された「アウトランダーEX」で製造日が07年1月18日から09年の8月29日までのものと、08年~10年に輸入された「グランディス」で製造日が08年5月31日から10年11月22日までのものをリコールすることを決定した。「新華網」が伝えた。
同公司がまとめた統計によると、大陸部にはリコール対象車が1万9935台ある。リコールの原因は、制動灯スイッチにおいて、絶縁性潤滑油が付着した作業用手袋で組み付け作業を行ったため、微量な潤滑油成分がスイッチ接点部に侵入し、スイッチを入れた時に生じるエネルギーによって当該接点部に絶縁物が生成される可能性があり、当該接点部の電気抵抗が増大して導通不良となり、制動灯が転倒しなくなるおそれがあるというもので、安全面で大いに問題がある。
同公司は今月12日から特約ディーラーを通じて顧客に通知し、19日から対象車の制動灯スイッチを新品と交換する安全対策を取るとしている。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年9月12日