2014年9月12日  
 

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外国企業の重役が相次いで中国のIT企業に転職

人民網日本語版 2014年09月12日08:26

マイクロソフトの張亜勤グローバル副総裁が15年間にわたる同社での勤務に終わりを告げ、中国検索サービス大手の百度に転職したというニュースが、中秋節の各メディアのトップニュースとなった。近頃、外国企業の重役が相次いで辞職し、中国のIT企業に転職しており、社会からの関心が高まっている。ある分析によると、張亜勤氏の辞職は、マイクロソフトがモバイル時代に勢いを失いつつあることと無関係ではないという。中国新聞網が伝えた。

中国の電子商取引大手アリババ・グループの最高経営責任者(CEO)馬雲氏はかつて、「重役の辞職は、報酬が少なすぎるか、不当な扱いを受けたかのどちらか」と語っている。外国企業の重役の報酬はかつて、中国企業と比べると天と地ほどの差があった。しかし、長年の経済成長を経た今、中国の賃金も大幅に上昇し、外国企業の重役の賃金もそれほど魅力的ではなくなった。中国のIT企業が急発展する一方で、グローバル企業の資本・技術・賃金面のメリットが失われつつある。昨年より、マイクロソフト、グーグル、サムスンなど大手外国企業の重役が相次いで辞職しており、起業するか、あるいは百度・アリババ・小米科技(シャオミ)といった中国のIT企業に転職している。

▽マイクロソフトアジア工程院の張宏江院長が金山軟件のCEOに

中国最大のソフト開発販売会社のひとつである金山軟件は2011年10月19日、同年10月24日より、マイクロソフトアジア工程院の張宏江院長をCEOに迎えることを発表した。

張宏江氏は転職を決めた理由について、「中国経済は20年あまりの発展を経て、国内企業に重要な土壌を提供し、人材の大規模な流動の時期を迎えた。グローバル企業の大規模な発展も、中国の科学研究にチャンスをもたらし、中国の人材育成を後押しした。中国には大きな市場がある」と語った。


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