南昌大学は1日、「自主清掃」を推し進めることを正式に表明した。清掃作業員を解雇し、学生寮の居室や共有スペースを学生が自主的に清掃する方法を導入したが、学生たちはこの新制度に反発している。同校は今年3月、7学部で学生による「自主清掃」の試行を行った経緯がある。だが、新制度が今月1日に全校規模で実施されるようになると、本来はきちんと整えられているべきところが汚いままで、学生から大きな反響が起こった。寮にはゴミが山積み状態となり、トイレが詰まり、「自主清掃」という新制度は出鼻を挫かれる形となった。成都晩報が伝えた。
南昌大学の周創兵学長は6日、「自主清掃」が実際には行われていないことを認め、「自分が若い時には、今の若者とは比べ物にならないくらい良く働いた」と、自ら先頭に立って掃除に取り組むと話した。8日、南昌大学公式微博(ウェイボー)において、自主清掃をめぐる同校の特別討論会の内容を公表した。これによると、周学長は、「自主清掃推進については、賛否両論が出ているが、改革はもはや後戻りできない」と表明した。