中国ではここ数年、韓国ドラマやタイドラマが大ヒットしているが、日本ドラマは影をひそめるようになっており、ネットユーザーからは、「どうしてヒットしなくなったのか?」との声が上がっている。日本ドラマは中国の視聴者にとって魅力がなくなったとの見方もある。人民網が報じた。
恋愛ドラマを例にすると、以下の3つのテーマには大きな差がある。
日本ドラマ:愛し合っていなかった二人が愛し合うようになった。
韓国ドラマ:愛し合う二人が結婚した。
中国ドラマ:結婚している二人が愛し合うようになった。
3国の微妙な差は、日本の文化産業においても、経済状況と同じく、「1日3食」や「安定した暮らし」を求める時代が過ぎ去ったことにある。日本のドラマは現在、ストーリー上の変化を進めているだけでなく、「一家団欒」や「困難を乗り切って勝利をもぎ取る」といったテーマからは離れ、個人の独立や個性、欲望、家族構成などをテーマにするようになっている。端的に言うと、通常の生活とほとんど関係がないことをテーマにするようなっている。