「最もあっぱれな寮管理人のおばさん」こと梁静豊さんは、21日午後8時、山西大学の学生寮・文瀛楼3階で、寮生達の外国語勉強会に参加していた。彼女が「Hello、my name is……」など4カ国語を操って寮生に挨拶すると、その夜の英語学習会はぐんと盛り上がった。「おばさんはどうやってフランス語をマスターしたの?フランス語は世界で最も難しい言語と言われているけど、それは本当?」「おばさん、私は日本語の独学を始めてまだ日が浅いのですが、私の会話レベルはどのくらい?」など、寮生たちは梁さんを取り囲んで、彼女から外国語学習のコツを聴きだそうとしていた。騒がしい雰囲気の中で、「フランス語の勉強で、まず大切なのは発音記号とスペルね」と答える梁さんは、「努力を怠らず、コツコツと学び続けること。これが私からのアドバイスよ」と真剣な面持ちできっぱりと言った。山西新聞網が伝えた。
梁さんが英語、フランス語、韓国語、日本語を独学で勉強し始めたのは2005年のことで、今でも学び続けている。すでに英語3級口語試験に合格した。「フランス語試験も受験したいのだが、年齢制限があるため参加できない。これが一番残念なこと」と話す梁さんは、コンピュータ、車の運転から外国語にいたるまで、何を学ぶにも、「地味な方法」である暗記法を用いてきた。研さんを積み、努力を惜しまず、たとえ周りの人々から分かってもらえなくても、自分の意志を貫いてきた。山西大学フランス語科に在籍する学生は、「梁おばさんは、毎日忙しいなか時間を割いて、外国語を学び続けている。彼女に比べて私達の方が、学ぶ条件においてはずっと有利なのだから、私達が努力しない理由などない」と話した。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年12月23日