第二軍医大学東方肝胆外科病院の王紅陽氏が率いる研究チームは10数年の研究を経て、新たな肝臓がん診断キット「Glypican-3」を開発した。同チームはこのほど、福州邁新生物技術開発有限公司と共に、同製品の臨床使用を申請した。中国科学報が伝えた。
同製品は中国初の独自の知的財産権を持つ、単一クローン抗体を元に開発された診断キットで、臨床上の有効性は海外ですでに販売されている製品を上回り、高い特異性を持ち、細胞の位置測定がより正確だ。
王氏は、「同製品は主に肝臓がんの病理診断と型判定、特に肝腫瘍の難病に使用され、良性と悪性の判断を行う。同製品は悪性の肝腫瘍の患者に則した治療、良性の腫瘍の過度な治療の回避にとって、重要な普及価値を持つ」と指摘した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年10月8日