この文章を読む前に立って体を動かしてはどうだろうか。米健康雑誌「Prevention」の最新号は、長時間の着席でがんにかかるリスクが上昇すると指摘した。人民網が伝えた。
米がん専門誌「Journal of National Cancer Institute」の研究成果によると、座っている時間が長い人は最も短い人と比べ、結腸がん、子宮内膜がん、肺がんになるリスクが高いという。
座っている時間が2時間増えるごとに、子宮内膜がんのリスクが10%、結腸がんのリスクが8%、肺がんのリスクが6%上昇する。
このリスクは、常に体を鍛えている人も免れることができない。毎日1回しか運動せず、その他の時間は座っていることが多いならば、がんを引き起こす可能性がある。これは長く座ることで、血糖とインスリンのバランスが乱れることと関連している。
ワシントン大学薬学部のグラハム氏は、「高インスリンと高血糖は、結腸がんの誘発と関連している。その他のがん、例えば子宮内膜がんは閉経後の女性の肥満と関連している。これらは長時間の着席ががんを引き起こすことに、多くの証拠をもたらす」と指摘した。
ソファー、デスク、車内、その他のいかなる場所でも、長時間の着席は良いことではない。健康的な体重を維持することが最も重要で、仕事の合間に立ち上がって運動し、健康的な食生活を送るというシンプルながん予防法を忘れてはならない。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年6月19日