数百人の命と、1億元(約16億円)に上る価値の航空機の安全を握る操縦士が、サッカー・ワールドカップ(W杯)期間中に気ままに観戦してはならない。中国南方航空や春秋航空はこのほど、具体的な規定を発表した。6月は全国「安全生産月間」にあたる。中国民航局はこのほど航空安全に関するテレビ会議を開催し、多くの要請を発表し、ボーダーラインやレッドライン(越えてはならない一線)の遵守を求めた。ブラジルW杯の開催期間に合わせて、一部の航空会社はそれに応じた安全措置を発表している。「深夜にサッカー中継を見て疲労することによる作業リスクや、観戦後の飲酒運転による規則違反のリスク、業務中に競技のことを考えて集中力が分散されるリスク、急いで作業を終わらせて競技を見たいという気持ちの焦りによるリスクといった、様々な派生する安全上のリスクを重点的に予防する」としている。人民網が伝えた。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年6月18日