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懇談会の様子。
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習近平国家主席は8日、海南省博鰲(ボアオ)でボアオ・アジアフォーラムに出席した国内外の実業家と懇談した。習主席は「中国経済の発展には広大な将来性がある。中国は確固不動として改革開放を推進し、発展方式の転換を加速し、対外開放政策を遂行し、引き続き外国企業により良い環境と条件を提供する。中国の発展は世界に一層の貢献を果たす」と強調した。
懇談会には国内外の企業の責任者32人が出席。うち6人が中国での投資・経営状況を説明した。
米ペプシコ社のアブドラ社長は中国政府に、引き続き開放を拡大し、行政審査制度改革を推進し、農業やグリーン経済分野で外資系企業の投資拡大を後押しし、外資系企業のために公平な競争環境を築くよう求めた。
オーストラリアのフォーテスキュー・メタルズ・グループのフォレスト会長は、同社が鉄鉱石の対中輸出のおかげで世界で最も成功した資源企業の一員になったことを紹介。対中投資を継続し、中国の社会事業の発展にさらに参加する考えを表明した。
タイ・CPグループの謝国民会長兼CEOは中国政府に対して、内需を一層拡大し、農業・サービス業の発展を先導し、中小企業を中心に民営企業の発展を支援し、さらに多くの企業が「三農」(農業の振興、農村経済の成長、農民の所得増加と負担減少)分野に参入できるようにすることを提言した。
日本郵船の宮原耕治会長は「日本の商工業界は日中戦略的互恵関係の発展を主張し、両国の経済貿易協力の推進に積極的に努力したいと考えている」と表明した。
スウェーデン・ボルボのペルソン社長兼CEOは中国の持続可能な発展戦略への支持を表明。インフラ整備などと同時に、環境保護でも中国に貢献する意向を表明した。
中国遠洋運輸(集団)総公司の魏家福会長はアジアの実業家に対して、対内的に革新、対外的に協力を図り、共に発展して、アジアと世界の経済の持続的な成長を促すことを提唱した。
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