中国の江蘇省啓東市と日本との協業交流、重点プロジェクトや投資による発展の促進、互恵・ウィンウィンのや共同発展の実現を目的とした 「2019中国啓東(東京)経済貿易協業交流会」が8日、東京で開催され、日本の銀行業界や工商業界などから約100人が出席した。人民網が伝えた。
在日本中国大使館経済商務処の申宇・一等書記官は挨拶の中で、「『長江の明珠』と称される啓東市は沿海部の対外開放都市の一つであり、中国の百強県(市)ランキングに3年連続でランクインしている。習近平国家主席は先ごろG20大阪サミットに出席し、安倍晋三首相と会談を行った。その中で、双方は二国間関係の改善について、10の共通認識について合意に達した。両首脳による重要な共通認識は中日実務協力の改善にとって良いきっかけとなったといえる。今回の交流会を通して、チャンスをつかみ、中日経済貿易協力を積極的に展開し、両国の経済貿易協力がより高まることを願っている」と語った。
啓東市の王暁斌・市委書記は、「啓東市は『一帯一路』(the Belt and Road)建設や長江経済ベルトの発展、長江デルタのおける一体化発展や上海大都市圏空間協同計画など、多重国家戦略チャンスが交差し、重なる地となっている」と啓東市の特徴について説明した。
啓東市は江蘇省で上海浦東に最も近い都市であり、2011年に崇啓大橋が開通したことで、上海1時間経済都市圏に全面的に組み込まれている。2018年、同市のGDPは約1063億元(1元は約15.8円)に達し、工業課税売上高1009億元を実現した。また、全国総合競争力百強県(市)ランキングで第21位、全国革新起業中小都市ランキングで第11位、江蘇省革新政務環境評価ランキングで第6位にランクインした。
同交流会では啓東市の概況や投資・起業環境について紹介され、同市のPR動画が披露された。(文・木村雄太)
「人民網日本語版」2019年7月9日