2019年世界経済フォーラムのニュー・チャンピオン年次総会(夏季ダボス会議)が7月1日に中国の大連で開催される。グローバル化の新時期に突入する大きな時代背景の中、今回の「指導力4.0:グローバル化新時代の成功の道」をテーマとした総会には3つの注目点がある。中国新聞網が伝えた。
▽グローバル化4.0:包括的で持続可能な発展をどのように実現するか
人工知能(AI)から仮想現実(VR)まで、量子情報からバイオテクノロジーまで、第4次産業革命の波の中、新技術がかつてないスピードと規模で誕生発展し、世界もグローバル協力の新段階「グローバル化4.0」に急速に接近しつつある。世界経済フォーラムの創始者・主宰者のクラウス・シュワブ氏が述べたように、「私たちはグローバル化の新時期に入りつつあり、これをグローバル化4.0と呼ぶ。第4次産業革命が未来のグローバル協力を形作る」のだ。
しかしこうした変革はグローバル化プロセスの新たな挑戦に直面してもいる。保護主義と一国主義が蔓延し続け、貿易と投資の紛争が激化し、グローバルな産業局面と金融の安定が打撃を受け、世界経済運営のリスクと不確定性が目に見えて上昇している。手を携えて世界的な共通の挑戦に対処し経済の質の高い発展を推進するにはどうすればよいか。今回の夏季ダボス会議では、ニュー・チャンピオンたちがともに回答を探ることになる。