連動、世界経済のために連携の力を結集する

人民網日本語版 2019年06月28日16:14

現在、一国主義と保護主義が国際経済秩序に深刻な打撃を与え、世界経済が直面するリスクと不確定性が目に見えて増大している。連動型の世界経済の建設を進め、 連携の力を結集するにはどうしたらよいかが、国際社会の直面する共同任務だ。

主要20ヶ国・地域(G20)サミットは国際経済協力の主要フォーラムだ。G20メンバーの人口は世界総人口の3分の2を占め、国内総生産(GDP)は世界の90%近くを占め、貿易額は世界の80%近くを占める。中国は、G20メンバーは「体格」が大きく、世界経済成長に対する責任はより大きく、行動するべきであり行動できると主張してきた。

G20杭州サミットは「G20杭州サミット首脳コミュニケ」と具体的な成果文書28件を発表し、世界経済の力強い、持続可能で、均衡ある、包摂的成長を推進する「杭州コンセンサス」を形成し、国際世論は杭州サミットをG20の歴史において最も豊富な成果を上げたサミットだとみなしている。

連動発展を推進し、国際協力を促進していることから、天下を救済し、人類の運命共同体の構築を推進しようとする中国の思いがうかがえる。杭州サミット会期中には「アフリカ及び後発開発途上国の工業化の支援に関するG20イニシアティブ」を提起し、企業行動計画を制定し、「世界インフラ相互接続連盟イニシアティブ」を提起し、食糧の安全保障、包摂的ビジネスなどの分野で協力を深化すると決定した。中国は持続可能な発展の政策の協調を強化し、グローバル相互接続パートナーチップの構築を推進し、高い品質のインフラ建設を発展させることは、各国の経済発展にとって重要な牽引効果があると主張する。こうした行動計画と実務的成果は、世界の発展の不平等、不均衡の問題の軽減に力を入れ、発展途上国の人々に実際的なメリットをもたらし、国連の持続可能な開発のための2030アジェンダ(2030アジェンダ)の実現に向けて重要な努力を行い、全人類の共同発展のために力を寄与するものとなる。

欧州連合(EU)のシンクタンクのユーラシアセンターのピエット・スティール代表は、「相互接続は世界経済の発展に基礎的な役割を果たす。「一帯一路」(the Belt and Road)の共同建設は各国の連動発展を促進する生き生きした模範例であり、国際社会に非常に歓迎されている」と述べた。

「一帯一路」の税関情報交換・共有プラットフォームの設立の提案、「一帯一路」銀行間常態化協力メカニズムのメンバーとのグリーン金融協力の踏み込んだ推進など、第2回「一帯一路」国際協力サミットフォーラムで、中国は「一帯一路」沿線国と多くの協力成果を達成し、マクロ政策の面で各国との連動協調を強化し、共同繁栄を促進するために着実な寄与を行った。

ロシア諸民族友好大学のオレグ・ティモフィエフ准教授は、「ますます増大するグローバルな挑戦に直面して、各国が挑戦に共同で立ち向かわなければ問題は解決しない。習近平国家主席の連動型世界経済の建設に関する主張は、国際秩序がより公正で合理的な方向へ発展するのを力強く推進することになる」との見方を示した。(編集KS)

「人民網日本語版」2019年6月28日

  

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