日本による半導体産業材料3品目の対韓輸出規制について、韓国の文在寅大統領は8日初めて公に発言。政治目的で貿易を制限する試みだとして、日本側に撤回を呼びかけた。新華網が伝えた。
文大統領は同日韓国大統領府高官会議を招集し、「韓国政府はまず外交ルートを通じて紛争を解消すべく『冷静に』努力する。日本側と『目には目を』の悪循環に陥るのは避けたい」と述べた。
文大統領は規制措置の撤回と「誠意ある」協議を日本側に呼びかけた。また、日本側の措置によって韓国企業にひとたび「実害」が出れば、「必要な手段」を講じて反撃する他ないとした。
文大統領は保護貿易主義と貿易紛争の波及範囲が拡大する中、世界経済の不確定性が高まり続けていることへの懸念も表明した。（編集NA）
「人民網日本語版」2019年7月9日
