水分を含まないゴミと乾いたゴミを分けられるゴミ箱が売り切れ、ネットで予約して家まで来てもらう廃品回収サービスが大人気になり、ゴミ分別処理施設が集中的に建設されるなど、ゴミの分別が全国で加速的に推進されるのにともない、「ニュートレンド」がもらたした産業の「 ニュー ブルーオーシャン」が知らず知らずのうちにそこまでやって来た。こうして生まれた新製品、新職業、新投資が人々の生活の中に溶け込みつつある。新華社が伝えた。
▽分類ゴミ箱、粉砕器、知育玩具 ゴミ分別で新製品に人気
ゴミの分別は、地域ごとに方法がやや違うものの、水分を含んだものと含まないものを分けるのと台所の生ゴミは単体で処理するのはほぼ共通の傾向となっている。
統計によると、天猫(Tmall)のプラットフォームでは、分類ゴミ箱の6月の売上高は前年同期比500%以上増加した。筆者の調査によると、価格39元(1元は約15.7円)のペダル式分類ゴミ箱は累計7726人が購入して代金を支払った。
ゴミ箱が分類機能をもつようになると、ゴミ袋もこれまでのような黒一色に別れを告げ、カラフルになってきた。淘宝(タオバオ)のプラットフォームでは、価格約15元の1パック120枚入りカラーゴミ袋は、累計1045人が購入して代金を支払った。
ゴミの強制的分別が始まると、水分を含んだゴミはプラチック性のゴミ袋に入れたままではなく、中身だけを出して捨てなければならなくなった。手間を省くため、生ゴミを減量しようと考える人が出てきて、ニッチ商品の生ゴミ粉砕器が思いがけなく大人気になった。
あるECプラットフォームのデータによれば、5月の同プラットフォームの生ゴミ粉砕器販売量は7830台だったが、6月は激増して2万3076台になり、前月比195%増加した。
ゴミ分別ブームは早期教育の世界にも押し寄せてきた。ECプラットフォームで「ゴミ分別玩具」を検索すると、売上ランキングの1位は知育玩具の「カード付きゴミ箱」であることがわかった。カードに書かれたゴミの種類を見て、カードをおもちゃのゴミ箱に入れるというもので、子どもたちは遊びながらゴミ分別の知識を身につけることができる。販売業者によると、6月20日以降に全国で販売量が激増し、特に上海地域の受注量は3倍以上増えたという。