上述の委員会が憲法9条をノーベル平和賞候補に推薦したことが、今回ノミネートに至った大きな力となった。岡田えり子さんは9日、「憲法9条が最有力候補となったということは、日本の平和憲法の卓越性が世界から認められたということ。とても勇気付けられる」と語った。
憲法9条にノーベル平和賞をとのアイデアは、日本の主婦・鷹巣直美さんが思いついたもので、昨年秋より、ネットでの署名集め及び大学教授などの推薦人の協力を通じ、ノミネートにこぎつけた。9日夜の時点で、同委員会には、世界から41万を超える署名が寄せられている。岡田さんは、「日本政府に、憲法を守ろうとする市民の力を感じて欲しい。より多くの人に平和憲法を守って欲しい」としている。
ノーベル賞は個人もしくは団体にしか授与されないため、同会は受賞者を「日本国民」としている。もし受賞した場合、誰を代表にするかと言う質問に、岡田さんは「もしノーベル委員会が安倍首相を代表者として指定したならば、まずは集団的自衛権の行使容認を撤回し、改憲を行わないことを保証しなければいけない」と指摘、さらに「もし今回受賞を逃したとしても、引き続き平和憲法の宣伝に力を入れて行く」としている。(編集SN)
「人民網日本語版」2014年10月10日