C919の機首 |
中国航空工業集団公司(以下、中航工業)は、中国の国産大型旅客機C919の機首が7月31日、中国航空工業成飛民機公司でラインオフしたことを発表した。これは中航工業が製造を担当する、C919部品の下半期の全面的なラインオフに向けた大きな一歩となった。人民日報が伝えた。
同機首は全長6660ミリメートルで、枠組み、縦材、風防枠組み、外板によって構成される典型的な金属構造で、キャノピー、壁板、機首床板などの大部品が含まれる。同機首には、300種以上のモジュール、3200種以上の部品が使用されている。
最新の国際耐空性基準に基づき開発された単通路型ターボファンエンジン機、C919の開発作業は詳細設計および製造の重要段階に入っている。全機体構造の製造データがすでに入力されており、1機目の機体前部、中央翼・補助翼は南昌市と西安市でラインオフしている。その他の部分についても、近日中にラインオフ・交付される予定だ。またC919の試験・試験飛行計画も確定されており、関連する機内搭載機器の試験がすでに開始されている。試験飛行を実施する1機目は、下半期に組立を開始する。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年8月1日