鳥インフル、上海・江蘇で新たに3人感染 計24人に
【中日対訳】 中国衛生・計画出産委員会は8日、鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)の感染拡大状況について発表した。7日夜から8日午後5時までの間に、全国で新たに3人の感染者が報告された。3人のうち1人は上海市、2人は江蘇省の住民という。人民日報が報じた。
これまでに全国で計24人の感染者が報告されており、うち7人が死亡した。感染者が報告された地域は、上海市11人(うち5人死亡)、江蘇省8人、安徽省2人、浙江省3人(うち2人死亡)と、4省・直轄市17地級市に及んでいる。確定患者の間での感染は確認されておらず、濃厚接触者の全員に異常は認められていない。今のところ、感染は散発的に発生しており、人から人への感染は報告されていない。
上海で報告された感染者のうち、4歳男児の症状はほぼ快復した。この男児の病状が比較的軽いものだったことから、H7N9型鳥インフルエンザウイルス感染者が全て重症になるとは限らないことが明らかになった。この男児は、病院での数日の経過観察を経て、退院する予定。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年4月9日