上海などで生きた鳥の取り引き停止 鳥インフル
中国浙江省杭州市内で鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)に感染した患者が発症前に、市内の市場で購入したウズラを食べていたことを受け、市の関連当局は6日未明、同市場での生きた鳥の取り引きを当面停止し、残りの鳥を殺処分とした。人民日報が報じた。
上海市は生きた鳥の取り引きを全面的に停止し、すべての取引市場を一時閉鎖。生きた鳥を扱う卸売市場3カ所はすべて取り引きを停止し、清掃・消毒・閉鎖が行われた。市内全域461カ所の小売店も6日以降、生きた鳥の販売をすべて停止しているという。
江蘇省南京市政府は、市内の卸売市場に対し、生きた鳥の取り引きと販売を一切停止するよう指示。市内の某住宅団地でスズメの死骸が見つかったことを受け、市などの関連当局は6日未明、サンプルを江蘇省の関連部門に送り緊急検査を行った。南京市の市場では、生きた鳥の感染はまだ確認されていないが、専門家は、流通経路が不明な家きん類は食べないよう呼びかけている。(編集YT)
「人民網日本語版」2013年4月7日