日本 ノロウイルスの集団感染で6人死亡
宮崎県の病院で今月14日から22日にかけ、ノロウイルスの集団感染により78歳から88歳の入院患者6人が死亡した。5人が重症だという。同病院では、入院患者と職員の計44人(死亡した6人を含む)が、おう吐や下痢などウイルス性胃腸炎の症状を訴えた。今月12日、78歳の男性患者がおう吐の症状を示し、14日に死亡した。しかし、病院側はノロウイルスの感染とは思わず、体調不良として対応したという。この患者と接触したスタッフがウイルスの感染拡大を招いたおそれがある。新華社が伝えた。
日本国立感染症研究所の調査統計によると、10月下旬以降、日本におけるノロウイルスの患者数が増加を見せている。山梨県でも今月、同じ調理施設の仕出し弁当を食べた1184人が嘔吐や下痢などの症状を訴えた。患者や同店調理担当者ら32人からノロウイルスが検出されたが、幸い重傷者はいなかった。
ノロウイルスは、急性胃腸炎を引き起こすウイルスの一種で、患者の排泄物・吐しゃ物を通じて感染する。感染力が非常に強く、大規模な集団感染を引き起こしやすい。潜伏期間は短く、十数時間?数日内に発症することが多い。
ノロウイルスを予防するためには、▽食事の前やトイレの後などにしっかり手を洗う▽食べ物を徹底的に加熱する▽吐しゃ物・排泄物の処理を適時行う▽消毒をしっかり行う-----などが効果的だ。(編集SN)
「人民網日本語版」2012年12月25日