北京の地下鉄14号線の車両では、白髪の高齢者や紙をくくった女の子のかわいいイラストなどで高齢者や幼児、病人、障害者、妊婦などの専用席を表示するようになった。また、同路線の中間区間9駅でも、さまざまな試みがなされている。北京日報が報じた。
車両番号「224」の車両の床には、たくさんの吹き出しが書かれている。「下を向いてスマホばかり見ている乗客が多い。床を『画面』に見立て、頭を上げると周りあるおもしろいことを発見できることを伝えている」。また、北京南駅の乗り換え用連絡通路の壁には、地下鉄の列車が描かれ、キャラクターが窓から外を眺めている。
その他、なかなか乗客が気付かない変化もある。例えば、14号線では北京で初めて6両編成のA型車両(長さ22メートル、幅3メートル、5扉)が採用された。これまでは、ほとんどの路線でB型車両(長さ19メートル、幅2.8メートル、4扉)が使用されていた。この措置により、輸送能力が約30%向上する。また、新たに開通する区間の駅では、乗客は荷物とともにセキュリティチェックを受けなければならない。
「人民網日本語版」2015年12月25日