間もなく2015年が終わる。この1年、中国の指導者は活発に外国を訪問した。習近平国家主席と李克強総理は計13回外国を訪問し、巨額の経済・貿易契約、二国間声明、良いニュースが絶えなかった。中国政府は素晴らしい外交的成果を挙げたうえ、一般の市民に多くの利益をもたらした。中国新聞網が伝えた。
輸入品が値下がりした。
■中韓、中豪自由貿易協定が発効し、関税が大幅に引き下げられた。
2015年、中国の自由貿易戦略は急速に進んだ。韓国、オーストラリアとの自由貿易協定がそれぞれ批准され、今月20日に発効した。各自由貿易協定の発効が民衆にもたらした最も直接的な利益は、輸入商品の値下がりだ。例えば中韓自由貿易協定では協定発効の日に各商品の第1次関税引き下げを行い、2016年1月1日に2回目の関税引き下げを行う。韓国製化粧品の価格は20%前後引き下げられる見込みだという。
国外での消費・投資が便利になった。
■人民元の国際化が加速した。
今秋、習近平国家主席の国賓としての英国訪問時に、中国人民銀行はロンドンで50億元の手形を発行、中英両国の中央銀行は二国間通貨スワップ協定に署名し、中国銀行は中国銀行ロンドン取引センターを設置した。ロンドンは人民元国際化の重要な場となっている。また、世界の金融・ビジネスセンターであるシンガポールも人民元の国際化をさらに推進する意向を表明し、チリは中南米における人民元決済センターとなる見通しだ。11月末には人民元がSDR構成通貨として採用され、人民元の国際化は一里塚的な一歩を踏み出した。