22日は、二十四節気の一つの冬至。1年で夜の長さが最も長く、昼の長さが最も短い日だ。寒い冬の日であるため、多くの人はこの日、家にこもって、9日間を1つの単位とし、冬至から春までの9日間を9回数える歌「数九歌」を子供に教えたり、春を待つ絵「九九消寒図」に書かれた梅の花びらを赤く塗りつぶしたり、翌年の豊作を祈って占いをしたりする。もちろん、この日に、ご馳走を食べるという習慣もある。食べるものも餃子だけではない。人民日報海外版が報じた。
墓参りやこの日に給料も
中国では以前、労働者が冬至の日に雇用者から賃金をもらい、家に帰るという習慣があった。また、雇用者は、宴席を設けて労働者をもてなし、次の年の仕事について話し合った。田舎では、今でもこの習わしが残り、冬至に宴席を設ける企業もある。
冬至は「春節(旧正月)」と同じほど大きな祭日と言われて、この日にお墓参りをするという習わしもある。例えば、福建省泉州市では、普段ほかの地域で働いている人も冬至の日には実家に戻り、お墓参りをする習慣がある。毎年4月にある清明節と並んで、先祖を祭る春季と冬季の2大祭りとして非常に重視されている。