世界でも子宮移植の事例は極めて少ない
西京病院の陳必良教授は、「技術的にいうと、子宮移植手術は、心臓や肝臓、腎臓の移植手術より難しい。子宮は、骨盤の深い所に位置し、血管も繊細。血管の切除や縫合が極めて難しい。加えて、拒絶反応が強く、周術期の看護や治療も難しい。そのため、子宮移植は今でも、世界の医学界における難題。世界的にも、一部の国で数回実施したのみ」と説明する。
専門家38人が14時間の手術で奇跡起こす
今月 20日、万全の準備の下、西京病院の産婦人科など11科、専門家38人が協力し合い、14時間に及ぶ移植手術が成功した。
医師や看護婦の看護の下、楊さんの母親は術後2日目にベッドから降りて活動できるようになった。揚さんのバイタルサインに変動がなく、各指標も正常で、移植された子宮も活動している。体の回復を待って、専門家らは冷凍済みの体外受精した胚を子宮に移し、楊さん夫婦の夢を実現させる計画だ。
「人民網日本語版」2015年11月27日