2015年12月17日  
 

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グローバル・インターネットガバナンスのために発言する中国

人民網日本語版 2015年12月17日08:29

 第2回世界インターネット大会が16~18日に浙江省烏鎮で行われる。習近平国家主席が大会に出席し、開幕式で基調演説を行うことは、サイバー空間のガバナンスを中国政府が重視していることをはっきりと示している。「コネクティビティ、共有・共同ガバナンス、サイバー空間運命共同体の共同構築」という大会のテーマは、グローバル・インターネットガバナンスに対する中国の基本的な立場と主張を一言で言い当てている。(文:華益文・国際問題専門家。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)

 インターネットはすでに生産スタイルとなっている。世界のインターネット産業は急速に発展し、生産要素に以前はなかった新たなスタイルの組合わせを推進した。各国企業の生産はインターネットへの依存を深め、先進エコノミーも新興エコノミーも経済モデル転換のため、インターネットの経済への組み込みを加速している。中国は「インターネットプラス」という新たな概念を打ち出した。これはインターネットと従来型業種を深く融合させ、経済の構造転換と高度化を加速することが目的だ。中国にとって、インターネットはすでに国の発展戦略にとって不可欠の重要な一部となっている。

 インターネットはすでに生活スタイルとなっている。人類は瞬く間にインターネット時代に入った。インターネットは巨大な社会変革を触発し、人々の生活スタイルに深い影響を与えている。多くの人々の交友・交流スタイルが変化し、ショッピング習慣が変化し、仕事のスタイルが変化し、娯楽のスタイルも変化した。インターネットは社会生活の各方面に浸透し、物質レベルから精神レベルまで人類に影響を与えた。経済、社会の形態と運営に影響を与えた以上、インターネットは国家や個人にとっても政治的な意義がある。

 インターネットはすでに生存スタイルとなっている。インターネット時代において、個人の日常生活はインターネットから切り離せない。社会と国にとっては、インターネットはすでに各分野に浸透し、経済、社会、軍事などの分野の各部分に組み込まれている。インターネットは空気や水のように不可欠なものとなっている。中国や多くの国々にとって、サイバーセキュリティーはすでに国の安全に関わる重大な戦略問題となっており、サイバーセキュリティーなしに国の安全はない。

 中国はインターネット大国であり、インターネット時代を熱意を持って受け止め、インターネット時代の発展を積極的に推進している。同時に、インターネットが両刃の剣であることに鑑み、中国は国内のサイバー空間ガバナンスを強化するとともに、グローバル・インターネットガバナンスを他国と連携して推し進め、インターネットが経済秩序を撹乱するのではなく後押しするよう確保しなければならない。人類の社会生活にマイナスの影響をもたらすのではなく、改善するよう確保しなければならない。国の安全を損なうのではなく、その維持と強化に資するよう確保しなければならない。インターネットには国境を越える特性があるため、グローバル・インターネットガバナンス協力について議論する必要があるのは当然のことだ。


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