阿里巴巴(アリババ)系の決済サービス「支付宝(アリペイ)」は17日、顔認証ログイン機能のリリースを発表した。ユーザーは顔をスキャンすることで、パスワードを入力しなくとも支付宝にスムーズにログインできる。ただ、同機能は現在のところ、iOS搭載機種と一部のAndroid搭載機種にしか対応していない。京華時報が伝えた。
▽うなずくだけでログイン
顔認証ログイン機能を使うには、まず機能を開通しなければならない。顔認証機能に対応したモバイル支付宝を立ち上げ、セキュリティ設定を選択、「顔認証ログイン」をオンにし、ガイドに従って十分な明るさの場所で顔の写真を撮る。瞬きする、振り返るなど2つの指定された動作をし、撮影が成功すれば顔認証登録が可能になる。
機能開通後に一度ログアウトし、再びログインする時はもうパスワードを入力する必要はなく、画面に向かってうなずくだけでログインできる。記者が実際に体験してみたところ、機能開通までの設定には数秒しかかからなかった。
パスワードや身分証番号など他のやり方と比べると、顔認証登録はスムーズだ。何かの情報を記憶したり、他の物を携帯する必要なく、携帯のカメラに顔を映すだけでよい。
▽認証精度は90%
顔認証とは、ヒトの顔の特徴データを使って身分を識別する生体認証技術の一種で、主に本人確認に使われる。顔認証技術は現在、金融・司法・公安・医療などの各分野で幅広く応用されている。