世界初のTD-LTEモバイルブロードバンドに基づき運行する特大貨物列車が、このほど朔黄鉄道を使い河北省黄驊港に到着した。これは中国が世界に先駆けて、第4世代移動通信システム(4G)に基づく特大貨物鉄道モバイルブロードバンド通信(LTE-R)システムの開発に成功したことを意味する。人民日報が伝えた。
朔黄鉄道は現在、800MHz+400kHzのワイヤレスネットワークの制御システムを採用しており、1万トン級の列車の運行が可能だ。けん引の質を高め、2万トン以上の特大貨物列車の運行を実現するためには、ワイヤレスネットワークのバンド幅、信号強度のカバーの制限などの問題を解消しなければならない。列車は今後LTEネットワークの幅広いバンド幅を利用することで、大規模な配車、長距離データ収集、ワイヤレス監視カメラシステム、列車制御データの伝送などの新たな業務を実現できる。また最長9キロの貨物をけん引し、輸送力と設備のメンテナンス効率を高めることが可能だ。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年10月9日