4.ネット金融、伝統的な金融に打撃
アリババ・グループは6月、同社の決済サービス「支付宝」を基礎とし、オンラインファンドサービスの「余額宝」を発表した。同サービスは決済や口座振替の他に、銀行より高い利子を得ることができる。百度はその後「百発オンライン金融商品」を、テンセントは「微支付」、「基金超市(ファンドスーパー)」を、新浪は「微博銭包(お財布ウェイボー)」を、京東商城は「京保貝」を提供した。インターネット大手各社が、金融業界の局面に揺さぶりをかけている。
5.「ネット+」のビジネスモデル、伝統業界に変化を
オンライン教育、オンライン医療、オンライン旅行など、伝統業界とインターネット技術の融合により生まれた「ネット+」のビジネスモデルが、2013年に製品・販売ルート・サービス・収益などの各方面から業界の既存の業態を打破した。オフラインの伝統産業の多くが、インターネットに取り込まれた。
伝統的な業界とインターネットの融合・再建により、新たな活力が生まれている。インターネットへの転向・融合・統合により、資金フロー・情報フロー・物流の「三流融合」が実現でき、産業・サービスにモデルチェンジとアップグレードの機会をもたらす。
6.4G技術、ネットユーザの「無限のネットサーフィン」を実現
中国工業・情報化部(省)は12月4日、中国移動(チャイナ・モバイル)、中国電信(チャイナ・テレコム)、中国聯通(チャイナ・ユニコム)に「LTE/ TD-LTE」の経営許可証を発行し、中国の電気通信産業が4G時代に突入した。4Gの100Mbpsを超える通信速度は、インターネット産業全体に巨大な変革をもたらし、ビッグデータ、クラウドコンピューティング、仮想イメージング、画像識別、動画、ゲーム、ウェアラブルデバイス、音声・写真検索などが急発展すると見られる。より質の高い高速なネットワークが、人々の期待を集めている。パソコンによる「ブロードバンド中国」、モバイル端末による4Gネットワークで、中国のネットユーザーは「無限のネットサーフィン」を楽しめる。