韓国を訪れる中国人が増加、日本人を初めて上回る
韓国・聯合ニュースの報道によると、韓国を訪れる中国人観光客が、今年になってから急増している。これとは対照的に、円安などによる影響を受け、日本人観光客が急減している。中国新聞網が伝えた。
韓国観光公社は20日、「航空便により入国する外国人を基準とした場合、2月に訪韓した中国人は前年同月比約65%増の延べ21万9400人に達した。今年1−2月に訪韓した中国人は、前年同期比約41%増の延べ37万5100人に達した。入国者全体に占める中国人の比率は、昨年2月の18.8%から今年2月の29.5%に上昇した」と発表した。
これとは対照的に、今年訪韓した日本人は急減し、昨年1−2月の延べ51万7600人から今年の延べ40万7600人に減少した(約20%減)。日本人が入国者全体に占める比率は、昨年2月の40.1%から今年2月の28.1%に低下した。航空便により入国した外国人を基準とした場合、中国人観光客数は先月、初めて日本人観光客を上回ったことになる。
日本人観光客の急減の主因は円安と分析されている。関連データによると、円安が始まった昨年9月より、訪韓する日本人観光客が大幅に減少した。昨年8月の日本人観光客数は延べ32万4600人であったが、9月には延べ29万5500人、12月にはさらに延べ21万6200人に減少した。
中国人の海外旅行の主な目的地は、東南アジア・日本・韓国の順であったが、最近は釣魚島(日本名・尖閣諸島)問題を受け、韓国を選択する中国人観光客が増加している。また2月は中国の春節(旧正月、今年は2月10日)であったため、長期休暇中に訪韓する中国人が急増した。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年3月21日