2013年12月27日  
 

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日韓で「海女文化」の本場の座をめぐる争いが勃発

 2013年12月27日17:17
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非常に古い歴史を持つ職業「海女」

 日本では、海に潜って貝類や海草を採集する「海女」の起源は非常に古い。2013年にNHK連続テレビ小説で放送された「あまちゃん」ブームに乗って、「海女」という古くから伝わる職業に改めて注目が集まっただけでなく、海女に関係のある地元の観光業も大いに潤い、日本では「海女文化」のユネスコ(国連教育科学文化機関)無形文化遺産への登録・申請を検討していた。しかし、それより先に韓国政府がこのほど突然、「海女文化」のユネスコへの登録・申請を目指していると発表した。揚州晩報が伝えた。

 ■韓国側、 「韓国の海女は日本より優秀」

 韓国文化財庁はこのほど、2014年3月末までに済州島の「海女文化」のユネスコ無形文化遺産への登録・申請を目指していると発表した。韓国のメディアによると、済州島には全盛期で約3万人の海女がおり、かつては中国の大連や青島、ロシアのウラジオストクにまで遠征していたという。だが、近年では海女の高齢化が進み、昨年には4500人ほどにまで減少した。

 韓国・延世大学の複数の医学部教授によると、「韓国の海女は非凡な能力を備えており、日本の海女より優秀。登録申請する資格は十分にある」と語る。また、専門家も「韓国の海水は日本に比べて低く、韓国の海女の耐寒能力は非常に優れている」と指摘する。1960年代、米国軍の戦闘機が海に墜落した際、韓国の海女が出動し、厳寒の冬の海水の中に潜り、数十秒間で墜落した戦闘機の乗組員を救助し、米国軍を大いに驚かせたという。

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