中米の交渉チームが接触を続ける中、米国側は再び「免除」と「解禁」を口にした。米国政府は現地時間の今週火曜日(9日)、医療機器や重要コンデンサーなど110品目の中国製品に対する高額の関税を免除することを明らかにした。北京商報が伝えた。
高峰報道官は記者会見でこれが事実であることを認めたが、「我々の知るところによると、これは米国側の正常な関税撤廃手続きだ。中国側もすでに相応の関税撤廃メカニズムを確立しており、企業の申請に基づいて処理する」とした。
それと同時に米商務省は、「米国の国家安全保障にとって脅威にならない取引であることを前提として、一部の米国企業に許可証を出し、中国の華為(ファーウェイ)社との取引を継続することを許可する」との声明を発表した。また声明は、ファーウェイが米国商務省の制裁対象となる「エンティリティー・リスト(EL)」にとどまっており、いかなるファーウェイとの取引も依然として米商務省の許可が必要であることを強調している。
大阪で開かれた主要20ヶ国・地域首脳会議(G20サミット)後、米国のトランプ大統領は、米国企業にファーウェイへの部品供給を許可することを表明していた。今回の記者会見で高報道官は、「中国は米国側の関連態度表明に留意しているし、ファーウェイ社など関連する中国企業が依然として米国の輸出規制「エンティリティー・リスト」にとどまっていることも留意している」と述べ、米国側に約束を本当に実行し、国家の力で中国企業を抑圧する間違ったやり方を早急に改めるよう促した。(編集AK)
「人民網日本語版」2019年7月12日