国家統計局が27日に発表した工業企業の財務データによると、今年1〜11月の全国の一定規模以上の工業企業(年売上高2000万元以上の企業)の利益は前年同期比1.9%減少したが、減少幅は1〜10月に比べて0.1ポイント縮小した。国有工業企業の利益の減少幅が最も大きくて23%に達した。分析によると、利益減少幅は縮小したが、マイナス要因が引き続き存在するという。「京華時報」が伝えた。
データをみると、1〜11月の一定規模以上の工業企業の主業務による収入は99兆5066億4千万元(1元は約18.6円)で同1%増加し、利益総額は5兆5386億8千万元で同1.9%減少し、減少幅は1〜10月に比べて0.1ポイント縮小した。
11月の一定規模以上の工業企業の利益総額は6720億8千万元で同1.4%減少し、減少幅は前月比3.2ポイント縮小した。
国家統計局工業統計司の何平博士は、「全体としてみると、工業企業の利益は減少幅が縮小したが、マイナス要因が引き続き存在する。第1に、完成品のストックの伸びが急速だ。11月末の一定規模以上の工業企業の完成品ストックは金額にして3兆9734億6千万元に上り、同4.6%増加し、増加率は10月末に比べて0.1ポイント加速した。第2に、未収金の増加ペースが引き続き高く、11月末の企業の未収金は総額11兆8477億8千万元に上り、同7.8%増加し、増加率は11月の主業務による収入の増加率を6.8ポイント上回った」と分析する。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年12月28日