中豪の通貨直接交換がスタート 10日から?
海外メディアの報道によると、オーストラリアのジュリア・ギラード首相はこのほど上海で記者会見を行い、中国側と両国の通貨の直接交換を承認することで合意に達したことを明らかにした。予測では今月10日から人民元とオーストラリアドルとの直接交換が可能になり、オーストラリアは米国、日本に次いで中国と通貨の直接交換合意に達した3番目の国になるという。「新京報」が8日に伝えた。
オーストラリア政府はこれまでずっと人民元との直接交換の実現に向けて積極的に動いてきた。このほど合意が調印されたことにより、オーストラリア企業の中国における業務開拓コストが大幅に低下し、オーストラリアドルの対人民元レートの流動性が高まるとみられる。
またオーストラリア企業は今後、オーストラリアドルを米ドルや日本円に交換してから人民元に再交換するという手順を踏む必要がなくなり、外貨交換リスクが大幅に低下するほか、取引コストも節約できることになる。
今回の動きは、中国政府が人民元の国際的な地位を引き上げるための長期的な計画の一部だとみなされている。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年4月9日