国際化進む人民元 上海は支払システム構築を計画
全国人民代表大会(全人代)の代表を務める上海市の楊雄市長(上海市委員会副書記を兼任)によると、上海市は人民元のグローバル支払決済システムを構築して、人民元の国際化プロセスを推進する計画を立てている。この計画はまだ準備段階にあり、これから中国人民銀行(中央銀行)の認可を受けた後、条件が煮詰まるのをみはからい、タイミングをみてうち出す予定だという。
同じく全人代代表を務める中国銀聯の許羅接総裁(銀聯当委員会書記・副董事長(副会長)を兼任)は取材に応える中で、ここ2年の間に、人民元の国境を越えた利用の伸びがますます速まったと述べた。2012年には銀聯カードが世界141カ国で利用され、利用額は3800億元に達したという。
環球同業銀行金融電訊協会が先月27日に発表した報告書によると、世界の支払システムにおいて人民元の位置づけが初めてルーブルを抜き、シェアは過去最高の0.63%に達し、世界の通貨利用量ランキングでの順位は13位に上昇したという。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年3月8日