中石化が石炭による天然ガス生産拠点建設 世界最大
中国石油化工が8日に明らかにしたところによると、同社はこのほど新疆維吾爾(ウイグル)自治区で新会社・中石化新疆能源化工有限公司を設立し、700億元を投入して同自治区阜泰市準東に世界最大規模で転化効率も世界最高の石炭による天然ガス生産拠点を建設する計画だという。「新京報」が伝えた。
同社は国内で年間生産量1500万トンの炭坑2カ所と年産80億立方メートルの石炭による天然ガス生産装置1基を建設する計画で、総投資額は700億元、稼働は2017年の予定だ。主要製品である天然ガスはこの計画に合わせて建設される「新粤浙ガスパイプライン」を通じて輸送され、年間輸送量は300億立方メートルに達するとみられる。
同社は国内最大の製油企業だが、川上の資源がボトルネックとなっていた。同社は目下、石炭化学工業の発展を資源戦略、構造調整、市場競争への対応における重要な措置としている。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年4月9日