シノペック ナイジェリアの油田区の権益を買収
中国石油化工集団公司(シノペック)は19日、全額出資子会社の国際石油勘探開発公司を通じ、ナイジェリアの油田区の権益買収について、仏総合エネルギー企業のトタルと合意に達した。買収対象となる資産の価格は、24億6000万ドル(約1968億円)に達する。東方網が伝えた。
シノペックはトタルが持つOML138区の20%の権益を買収する計画だが、同取引は現在、関連部門の批准を獲得していない。
OML138区は西アフリカ海域のナイジェリア三角州盆地に位置し、水深は500-1000メートル、面積は906平方キロメートルに達する。トタルは作業者として、同油田資産の20%の権益を持つ(同権益は、採掘可能な約1億バレルの埋蔵量に相当)。主力油田は2012年2月下旬に稼働を開始し、現在の同権益の1日当たり産油量は2万4000バレルに達する(ピーク時の産油量は1日当たり2万6000バレル、年間約130万トン)。
採掘可能な資源とは、既存技術で採掘可能な石油・天然ガスの総量を指す。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年11月20日