海南省 三沙観光を労働節前に実施か
海南省の譚力常務副省長は6日、博鰲アジアフォーラム2013年年会で、三沙観光の実施を推進すると発表した。三沙観光のルートや観光地、上陸地点などは確定しており、5月1日の労働節の実施を目指すという。広州日報が伝えた。
クルージング観光形式で
譚力常務副省長によると、三沙観光はクルージング形式で実施し、宿泊や食事はクルーザー上で行い、観光客は島に上陸して観光活動を行うことができるという。しかし譚副省長は三沙観光の具体的なルートや、公開される観光ポイントなどの詳細については明らかにしなかった。「1カ月に何回実施するかの具体的な回数はまだ決まっておらず、具体的なプランが確定したなら公開する。」
譚副省長によると、三沙市の全体計画や専門計画の作成業務がすでに開始されているという。三沙政権構築の特殊性をふまえ、機関設置や行政編制などの分野で縮小した編制を重視し、大部門制度を実施、業務担当者が順番に島に上陸して事務を執り行う。また南沙初の基層政権である美済村の村委員会もすでに設立している。
譚副省長によると、国家は三沙市のインフラ建設や漁業、海洋法執行などに向けた投資や補助をこれまでになく拡大し、三沙ではインフラ建設の推進に力が入れられている。永興島埠頭の第一期プロジェクトはすでに竣工して試運営を開始しており、三沙の船舶向け補給や水供給、汚水・ゴミ処理などのプロジェクトも建設が進められている。ショッピングの免税額は8000元まで引き上げられる。
6日に行われた記者会見で譚副省長は、海南国際観光島の建設は急ピッチな発展の段階に入り、ビザ免除政策も21カ国から26カ国に拡大したと述べた。
海南国際観光島の免税政策も全面的に実施され、免税商品は21品種まで拡大され、免税金額も8000元まで引き上げられた。海南省には中央政府から離島免税品特許契約権が付与されており、省所属の国有投資会社が省免税企業を設立することが許可されている。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年4月8日