映画ヒットが中国人客増に一役 タイ首相が直接感謝
中国映画史上最高の興行収入12億元(約180億円)を記録し、中国でのタイ旅行ブームの火付け役となったコメディー映画「Lost in Thailand」の徐◆監督ら制作グループは13日、タイの丘偉●駐中国大使(●はさんずいへんに文)の案内で、タイ総理府を訪れ、インラック・シナワット首相と面会した。金鷹網が報じた。
インラック首相は「同作品のスタッフ全体の努力のおかげで、タイ旅行が大きく宣伝された」と感謝の意を表明。「作品のシーンに出てきた観光スポットの知名度が大きく上がった。さらに多くの中国の映画監督がタイでロケを実施するのを歓迎する」と語った。
さらに「低コスト、高収入を実現した同作品は、中国の映画ファンに美しいビジュアルを提供しているだけでなく、タイ国民にとっては中国のユーモアに触れる機会になった」と指摘した。
同作品がきっかけで、タイ旅行が人気になっているのに伴い、同作品のロケ地にもなったタイ北部最大の都市チェンマイも観光ブームに沸いている。統計によると、昨年タイを訪れた中国人旅行客は、延べ250万人以上で、うちチェンマイを訪れた観客が、前年を大きく上回る延べ10万人に達した。春節(旧正月、今年は2月10日)の大型連休期間中には、タイ旅行の価格が数倍に跳ね上がった。ある旅行サイトの責任者によると、「同作品が好評を博して以来、タイ旅行やロケ地が人気となり、記録的な伸びを見せている。タイ旅行は、1月1日の連休に人気となっただけでなく、春節期間中も予約でいっぱいになるなど、人気に衰えは全くない」。(編集KN)
*◆は山へんに争
●はさんずいへんに文