北京の吉野家で廃棄すべきご飯を使用 一時営業停止に
廃棄すべきご飯を使用する、食器をほぼ消毒しないなど北京の吉野家の衛生問題が明らかになり、消費者は敏感に反応している。吉野家は公式マイクロブログを通じてお詫びしたうえ、当該店舗の営業を一時停止して対策を講じることを約束したが、全国展開するファストフードチェーンの食品衛生管理がこのようにいい加減であったことは、消費者にとっては受け入れがたいことだ。中国新聞網が伝えた。
■食器は消毒せず、廃棄すべきご飯をそのまま使用
京華時報の15日付記事によると、北京の吉野家銀座店と崇外店では、客の使用した食器を浸してすすぐだけで、きちんと消毒していなかった。崇外店では時間節約のため、米をとがずに炊飯器で炊いていた。しかも廃棄すべき時間を過ぎたご飯も、時間を書き換えて再び客に出していた。
それだけでなく、記事によると銀座店では箸を洗剤の入ったプラスチック製の桶に浸すが、そのわずか2センチ先には汚水の桶があり、残り物の湯や水が簡単に飛び散って入ってくる状態にあった。桶にいっぱいの箸はこすり洗いを繰り返したりはせず、桶から出して簡単にすすぐだけだった。
きちんと消毒しない理由について、店長も従業員もピーク時には余裕がないと説明した。銀座店の責任者は、規定では食器洗いに4つの手順があることを認めたが「ピーク時には全く手が回らないので、手順は少し簡略化する」と述べた。