2013年4月10日    メールマガジン登録I-mode登録中国語版日本版
人民網日本株式会社事業案内  更新時間:18:41 Apr 10 2013

中国は笑いに飢えている?チャウ・シンチー新作がメガヒット

 日本でも「少年サッカー」(2001年)や「カンフーハッスル」(2004年)などで知られる香港の映画俳優チャウ・シンチーが監督に専念した4年ぶりの新作「西遊降魔篇」が中国大陸部で10日の封切り以降、大ヒットを記録している。

 同作は10日に初日興行収入記録、14日に1日興行収入記録を塗り替える爆発的スタートを切った後、公開15日目の25日には10億元(約150億円)に迫る興行収入を挙げた。昨年12月12日の公開以来、中国語映画の興収記録を更新し続けているメガヒットコメディー「泰◆」(Lost in Thailand)の13億元(約195億円)を猛追しており、この勢いなら追い抜くのも時間の問題となってきた。

 ■孫悟空を魔物として描いたシンチー新作「西遊」 ファミリー層や若年層を呼び込む

 チャウ・シンチーの新作は、自ら主演・監督を務めてヒットした1995年の「チャイニーズ・オデッセイ」シリーズから18年ぶりに新たに西遊記をモチーフに描いたCG大作だ。といっても、以前の「チャイニーズ・オデッセイ」と一線を画しているのは、今回は孫悟空よりも三蔵法師のエピソードに重点が置かれ、孫悟空を英雄としてではなく、魔物の一種として描いている点だ。また、魔物を追い払う降魔師(ごうまし)の女性に中国でも人気の高い中国台湾の女優スー・チー(舒淇)を迎え、前作同様、人々の心を打つ新たな愛が描かれている。

 また、今回のヒット要因のひとつには、中国では老若男女が愛する西遊記をモチーフにした映画という強みに加え、ホラー的な魔物色を強く打ち出したことで、18年前の「チャイニーズ・オデッセイ」を懐かしむ中年層や映画ファン以外に、多くのファミリー層や若者も引き付けた点だ。実際に、多くの子供連れの家族が映画館に訪れ、映画に登場する魔物に驚いて泣き出す子供が多発するというニュースも伝えられた。

[1] [2]

印刷版|コピー|お気に入りに登録
  • 分かち合うへrenren.com
  • 分かち合うへt.qq.com
みんなの感想

名前

コメントを書く コメント数:1

   

最新コメント
KH   2013-03-28219.126.102.*
日本で上映して欲しい!見てみたい!
  週間アクセスランキング
  評 論
  中国メディアが見る日本 
  おすすめ特集

地方情報

北京|天津|上海|重慶|吉林|遼寧|河北|山西|山東|河南|江蘇|浙江|安徽|福建|江西|湖北|湖南|広東|広西|海南|四川|貴州|雲南|西蔵|青海|陝西|甘粛|寧夏|新疆|香港|澳門|台湾|黒竜江|内蒙古