台湾地区へ寄贈されたパンダ「団団」死ぬ

人民網日本語版 2022年11月21日15:53

(写真提供・台北市動物園)

中国大陸部から台湾地区に寄贈されたパンダの「団団(トゥアントゥアン)」が17日、短時間の間に4度のてんかん発作を起こしたほか、19日夜中1時5分、1時56分、3時54分にも断続的に発作を起こした。そのため、医療チームは最終的に治療を断念することを決め、麻酔で眠らせ、「団団」は同日午後1時48分に心肺停止により死んだ。環球網が台湾メディアの報道を引用して伝えた。

台北動物園によると、18歳だった「団団」は毛皮標本や骨格標本のほか、生細胞も保存される計画だという。

「団団」と「圓圓 (ユエンユエン) 」は2008年に台北動物園で暮らすようになり、2013年に「圓仔(ユエンザイ)」が、2020年に「圓宝(ユエンバオ)」が生まれ、幸せな家庭を築いて、台湾地区の人々の間で人気を集めてきた。

しかし今年8月下旬に「団団」は突然てんかん発作を起こし、9月18日に台湾大学附属動物病院で検査を受けた結果、脳に水腫と細胞の壊死が認められた。その後、11月1‐7日には、中国大陸部の専門家2人が台湾地区を訪問し、治療のサポートに当たっていた。

動物園の曹先紹広報担当は、「今後、『団団』の病理解剖を行うことで、もし遺伝性疾患が認められた場合、『圓宝』と『圓仔』の体調にも前もって注意を払うことができる」とした。(編集KN)

「人民網日本語版」2022年11月21日

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