習近平国家主席は17日午後、タイ・バンコクで開催されたアジア太平洋経済協力(APEC)・CEOサミットで、「初心を堅守して、共に発展を促進し、アジア太平洋協力の新たな章を開く」と題する演説文を発表し、中国がアジア太平洋運命共同体の構築を揺るぎなく後押しし、アジア太平洋の安定と繁栄に一層の貢献を果たすことを強調した。新華社が伝えた。
習主席は「世界は再び岐路に立っている。世界はどこへ向かうのか?アジア太平洋はどうするのか?我々は答えを示さねばならない。過去数十年間、アジア太平洋諸国は経済発展で非凡な成果を挙げ、アジア太平洋の経済協力は地域の発展に強大な原動力を注ぎ込み、人々の幸福度を効果的に高めてきた。その経験は大変貴重なものであり、その初心は堅守する必要がある。我々は平和的発展の道を歩み、開放・包摂の道を歩み、一致協力の道を歩む必要がある」と指摘。
「新たな情勢の下、我々は歴史の経験から教訓を汲み取り、時代の課題に適応し、アジア太平洋地域の経済統合を揺るぎなく推進し、共に発展の新たな局面を切り開き、アジア太平洋運命共同体を構築する必要がある」と強調し、次の6つの必要性を指摘した。
(1)平和的発展の礎を堅牢に築く。
(2)人々中心の理念を堅持する。
(3)より高水準の開放構造を築く。
(4)よりハイレベルのコネクティビティを実現する。
(5)安定した円滑な産業チェーンとサプライチェーンを築く。
(6)経済の最適化と高度化を推進する。
(編集NA)
「人民網日本語版」2022年11月18日