ジャイアントパンダ国家公園設立1周年特別展で写真を撮る女性たち。
ジャイアントパンダ国家公園設立1周年特別展「国之大者万物のアンブレラ」が今月15日、四川省の成都博物館で開幕した。同特別展は来年2月5日まで開催される予定。特別展には「原生の境」、「保護の道」、「百態の美」という3大エリアが設けられ、多くの市民にジャイアントパンダ国家公園という都市の窓口を至近距離で見学してもらい、パンダ文化や国家公園文化、生態文化を発揚し、グリーンな発展を推し進め、人と自然の調和のとれた共生を促進することをその目的としている。華西都市報が報じた。
来場者はバラエティに富んだ写真や説明といったコンテンツのほか、ドキュメンタリー、アニメ、赤外線カメラ映像といったマルチメディア、さらに、ジャイアントパンダ国家公園の動植物の標本を通して、同公園の魅力をリアルに感じることができ、特別展を通して、自然の美しさ人と自然の調和を感じることができる。
また、特別展ではジャイアントパンダ国家公園のボランティア申込書を投函できるポストも設置され、一人でも多くの人が保護ボランティアのチームに加わるよう呼び掛けられている。そうすることで全国民がジャイアントパンダ文化発信を共に推進できるよう取り組んでいる。
パンダ1340頭が生息するジャイアントパンダ国家公園
ジャイアントパンダ国家公園は、2021年10月12日に発足した中国の第一陣の国家公園5ヶ所の1つだ。同公園は青蔵高原(チベット高原)と四川盆地の境界地帯にあり、北東から南西に伸びる「パンダの生態回廊」と称されている。公園内には野生のパンダ1340頭が生息しており、その数は中国全土野生パンダの71.89%を占めている。パンダのほか、ユキヒョウやキンシコウ、トキ、イチイといった動植物8000種類以上が生息・生育している。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年11月17日