 |
習近平国家主席は17日午後、シンガポールのリー・シェンロン首相とタイ・バンコクで会談した。新華社が伝えた。
習主席は「新型コロナウイルス感染症のパンデミックと百年間なかった変動を前に、中国とシンガポールの関係は良好な発展基調を呈し、両国の新型コロナとの闘いと経済回復に寄与しただけでなく、地域の安定と繁栄にもプラスのエネルギーを注ぎ込んだ。シンガポール側が中国の新発展構造の構築に深く参加し、『質の高さ』を両国協力の鮮明な特徴とすることを歓迎する。双方は陸海新ルートという『一帯一路』（the Belt and Road）の質の高い共同建設における象徴的プロジェクトをしっかりと実行に移し、デジタル化やグリーン発展分野の協力プロジェクトを最適化・高度化し、中国シンガポール自由貿易協定（FTA）の高度化に関する今後の交渉を早期に妥結し、両国の貿易と投資の自由化の水準を高め、両国間の人的往来の円滑化に努める必要がある。中国はシンガポールと共に、地域の団結と協力を維持し、ブロック政治に反対し、陣営対立を阻止し、地域経済統合という正しい方向性を維持し、『デカップリング、産業・サプライチェーンの分断』『科学技術の独占・封鎖、障壁の設置』に断固として反対することを望んでいる。双方がこの地域におけるグローバル発展イニシアティブの実行を共に推し進めることを希望する」とした。
リー首相は「現在の複雑な国際情勢の下、シンガポールは中国との関係の一層の深化と拡大を期待し、中国側と引き続き既存の二国間協力体制を活用し、蘇州、天津、重慶の3つの政府間プロジェクト及び広州ナレッジシティ国家プロジェクト（「3＋1」）の質的向上と高度化を推進することを望んでいる。シンガポールは常に中国の発展を前向きに受け止めており、グローバル発展イニシアティブを支持し、これに参加したいと考えている」とした。（編集NA）
「人民網日本語版」2022年11月18日
