中国は15日午前10時53分、太原衛星発射センターで「長征2号丁」キャリアロケットを使い、準メートル級超広域観測幅商業光学リモートセンシング衛星「吉林1号」広域観測幅01星(別名「紅旗1号−H9」)を打ち上げた。衛星は順調に予定の軌道に乗り、任務が無事成功した。科技日報が伝えた。
同衛星は長光衛星技術有限公司が独自開発した、新型高性能光学リモートセンシング衛星だ。同衛星は「吉林1号」衛星の成熟した単独機械及び技術の基礎を継承し、初めて大口径・大視野ロングズーム軸外光学システムを採用。高分解能、超広域観測幅、高速保存、高速データ伝送などの特長を持つ。衛星は軌道に入ると、これまで打ち上げられていた「吉林1号」衛星15基とネットワークを構築し、政府及び業界ユーザーにより豊富なリモートセンシングデータや製品サービスを提供する。
今回の任務ではさらに「NewSat7/8」衛星、「天啓星座05星」小型衛星3基が打ち上げられた。前者はアルゼンチンのサテロジック社が開発したもので、後者は北京国電高科科技有限公司からの委託を受け上海埃依斯航天科技有限公司が開発したものだ。
今回の打ち上げで使用された長征2号丁キャリアロケットは、中国航天科技集団有限公司所属の上海航天技術研究院が開発した。
長征シリーズの打ち上げは今回で325回目。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年1月16日