中国の95後に国産品が人気 念入りに検討してから消費

人民網日本語版 2020年01月13日16:53

Z世代(ポストミレニアル世代)の95後(1995年から1999年生まれ)は、その生活スタイルがますます時代のトレンドになっている。ネットショッピング・SNSプラットフォームの小紅書が1月6日発表した報告書「Z世代のライフスタイル新知識」は、働き始めたZ世代の若者の生活状況と消費理念を映し出したものだ。全体としてみると、Z世代の物質面の消費は理性的であることが常態化し、精神面の消費はZ世代の特徴に基づき、新たなトレンドが現れている。「北京商報」が伝えた。

初めて残業を体験した95後は、仕事の後でも引き続き学んだり充電したりすることを忘れない。同報告書によると、95後が徐々に社会人になる年齢にさしかかり、小紅書では95後の仕事に関連した文章の発信量、閲覧量、検索量がいずれも上昇した。「実習」に関する文章の平均発信量は72.38%増加し、仕事に関する「写真」は61.41%増加したという。

外在イメージだけでなく、今の若者は学び続けることの重要性も忘れず、「語学の学習」に関する平均閲覧量は2019年上半期に比べて192.7%増加し、「時間管理」は同193.6%増加した。

学習の合間の消費習慣をみると、95後には国産品を志向する、念入りに検討する、展覧会を観賞するという3大トレンドが現れている。

物質面の消費では、この世代の若者にとっては「良いものは高くない」と確信する消費観こそが王道だ。ブランドの選択をみると、95後はもはやビッグブランドに惑わされることはなく、国産品が新たな人気を呼んでおり、文章の発信量も検索量も目に見えて増加した。また同報告書によれば若者はビッグブランドを追いかけなくなっただけでなく、消費の前に念入りに検討するようになり、19年上半期に比べて、下半期は「お得な情報」に関する文章の平均発信量が457.4%増加し、平均閲覧量は854%増加した。

精神的な消費では、過去半年間に小紅書の展覧会観賞に関する検索量の前期比増加率は40%を超え、平均発信量は20%以上増加した。展覧会観賞は今や95後の新たなトレンドの1つになりつつある。

社会人になったばかりの95後だが、資産運用の意識はすでに育ちつつあることは興味深い。過去半年間、95後の資産運用に関する文章の平均発信量は65%増加し、平均閲覧量は49.6%増加した。エネルギーを消費し大量の資金を投入する「コンサート」についての平均閲覧量は87.9%増加し、平均検索量は135.2%増加した。(編集KS)

「人民網日本語版」2020年1月13日

最新ニュース

注目フォトニュース

コメント

| おすすめ写真

ランキング