外交部(外務省)報道官弁公室は14日、公式微博(ウェイボー)で、報道官の仕事について質問に答えた。
■質問1「報道官は会見前にどのような準備をするのか。全ての質問に対して回答できるよう、どうやって準備をするのか」
ーー報道官がメディアの様々な質問攻めに向き合ううえで、非常に重要なのは状況を全面的に熟知し、政策を正確に把握することだ。よく理解していて初めて、すらすらと答えることができる。「舞台上での1分間には、舞台裏での10年間の努力がある」という言葉の通りだ。
だが記者会見を完了するには、報道官一個人の努力に頼るだけでは到底不十分だ。舞台裏には「外交部報道官弁公室」のチームがいる。報道官は毎日このチームと共に同日の焦点となる問題や世論について話し合い、研究し、記者の質問しうる観点を考え、回答の筋道を真剣に準備する。全てをカバーする保証はできないが、常に全力であたっている。
また、外交部の他の司・局及び他の部・委員会(省庁)も我々の強大な後ろ盾だ。報道官及びその背後のチームとメカニズム全体の効率的な運用があって初めて、報道官が記者会見でどんな質問でも回答に窮しないよう確保できる。
■質問2:記者会見で予想外の質問が出たら、通常どう回答するのか。
ーー記者会見で予想外の問題が出ることは避けられない。質問は知らないことかもしれず、ニュースは起きたばかりのことかもしれない。だが中国外交の政策、立場、原則は終始一貫している。この点をしっかりと押さえれば、臨機応変に対応し、困る状況を回避できる。もちろん、確かに把握していない具体的状況については、報道官も率直に認め、記者会見後直ちに事実を確認し、速やかに質問に答える。
■質問3:報道官の演壇上には何があるのか。小型パソコンやプロンプターはあるか。回答時に下を向いて何を見ているのか。
ーー報道官の演壇上にパソコンやプロンプターはなく、ペンや水と紙が数枚あるだけだ。報道官は会見の際、正確で権威ある回答ができるよう、必要時に参照できる必要資料を携えてくることがある。
■質問4:記者会見では全ての記者の質問に答えるのか。それとも代表的な意義のある質問をいくつか選ぶのか。記者会見に時間制限はあるか。
ーー外交部の定例記者会見に時間や質問の制限は何もない。報道官は質問がなくなるまで、会場で記者の全ての質問に一つ一つ回答する。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年1月15日