中国とミャンマーは今年、国交樹立70周年を迎える。習近平国家主席はウィン・ミン大統領の招待を受けて、近く同国を国賓訪問する。習主席による外国訪問は今年初であり、中国の国家主席によるミャンマー訪問は19年ぶりでもあり、必ずや両国関係に新たな章を開くものとなる。(文:陳海・駐ミャンマー中国大使。人民日報掲載)
中国とミャンマーは陸続きで、長い交流の歴史を持つ。両国民は古来「同胞と親戚」と呼び合い、ミャンマー国民は両国の友好的隣国関係を「金銀大道」と形容してきた。近年、両国の指導者が戦略的に先導する中、両国は包括的な戦略的パートナーシップを発展させ続けている。両国は上層部の相互訪問を頻繁に行ない、政治的相互信頼を高め、経済・貿易関係を緊密化し、人的往来を増やし、文化交流を深め、各分野の協力を着実に推進し、人々の心に染み入る恩恵をもたらしている。現在両国は共に努力して、新時代の「金銀大道」を敷いている。
新時代の「金銀大道」は相互信頼と協力の道だ。習主席はアウン・サン・スー・チー国家顧問と二国間、多国間の場で会談を重ね、両国関係発展の壮大なビジョンを共に描いてきた。両国は立法、行政、司法、政党、軍隊、民間など各分野で緊密に交流して、両国関係の強固な土台を築いている。中国側はミャンマーが主権・独立・領土的一体性を守ることを支持し、ミャンマーが自ら選択した発展路線を尊重し、ミャンマー全土の民族的和解・和平プロセスを支持している。ミャンマー側は台湾地区、チベット・新疆関連など中国の核心的利益に関わる問題で中国を断固として支持している。双方は国際・地域問題で緊密な意思疎通と協調を保ち、中国ASEAN、瀾滄江―メコン川協力などの制度で協力を深め続け、各自の国家発展の促進、地域の平和と安定の維持に積極的な貢献をしている。