コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)が今月7日から10日にかけて、米ラスベガスで開催された。世界の企業5000社以上が各自の最新製品と先端技術を携えて出展した。会場を訪れた業界関係者と来場者は17万人以上が訪れた。ファーウェイ(華為)、レノボ(聯想)、TCL、ハイアール(海爾)などの中国企業1000社は、5G、人工知能(AI)、スマートホーム、電気自動車(EV)などの分野における数多くの革新的な技術と製品を展示し、多くの来場者とメディアの注目を集めた。人民日報が伝えた。
TCLや酷派などの企業は、各ブランド初の5Gスマホを発表した。レノボは世界初の5Gパソコンを発表し、5G接続機能を初めてスマホからハイエンドコンピュータに拡張した。
ハイアール・グループは現場でスマートキッチン、スマートリビング、スマートクロークなどのシーン体験エリアを設置した。ある女性がハイアールのスマート試着鏡前で数回軽くタップすると、鏡に彼女のさまざまな試着効果が表示された。彼女はそれを見ながら、「この鏡は素晴らしい」と驚きの声をあげた。ハイアールはさらに全面的にIoT(モノのインターネット)、音声制御、能動的サービスを実現した「卡薩帝C7」シリーズ製品を発表した。さらにセンサー、ゲートウェイ、カメラなどを含む小型家電を展示し、多くの来場者から注目された。
来場者がファーウェイの展示ブースで5G製品を体験
ファーウェイの展示ブースでは、スマホ、タブレットPC、ウェアラブルデバイスなど、さまざまな電子機器が展示された。あるカナダ人の来場者はスマホ「Mate30 Pro 5G」を体験した後、「このスマホはデザインが美しく高機能で、手放したくないほどだ」と話した。
柔宇科技の「柔樹」、すべての「葉」が単独で画像や動画などの高画質コンテンツを表示できる
柔宇科技の「柔樹」が見どころになった。その高さは約5メートルで、1000枚に近い全柔軟性ディスプレイの「葉」からなっている。全柔軟性の葉は本物の葉のように揺れ動き、輝きを放つだけでなく、すべての「葉」が単独で画像や動画などの高画質コンテンツを表示できる。ユーザーは携帯アプリにより遠隔操作で画像や動画をアップし、これを組み合わせることで創意あふれる効果を発揮できる。
グローバル化の時代に扉を閉ざしても活路はない。多くの企業が国際協力や対中協力の意向を示した。
深セン潜行創新科技有限公司はプロ級水中ロボット「潜鮫Ⅱ」を展示した。最大潜水深度は100メートルで、水中科学観測、養殖、船体検査、ダム点検など多くの専門的なシーンでの需要を満たす。同社の責任者によると、同社の製品は現在、欧州や日本で好評を博しており、米国や東南アジアにも多くの利用者がいる。同社は国際協力によるさらなる国際市場の開拓に期待しているという。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年1月14日